2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

結.課題図書リスト更新

ふぅ、やっと最後まで来た。帰国から1カ月超。やっぱ時間が経つほどに心動かされたインパクトも薄れていくから、書き留めておいてよかった。毎度ダラダラ長文になってしまったけれど、個人的備忘録ということでご容赦ください。旅の続きは、本の世界で考え…

15.綿毛ふわふわ

リトアニアのカウナスで最初に気づいた。公園をふわふわ白い綿みたいのが舞っている。拳より小さいぐらいの大きさ。タンポポの綿毛にしてはでかい。鳥の巣、蜘蛛の巣にしては白い。鳥の羽にしては丸まっている。なんだなんだ?その後、あちこち緑の多いとこ…

14.2つの家

この家に行きたくて、リトアニアのカウナスに立ち寄ることにした。 それは杉原千畝の記念館です。第二次世界大戦初期、リトアニア領事館にいた外交官。ナチスの迫害を逃れるため、日本行きのビザを求めたユダヤ人たちに、本国の指令に背いてビザを発行し、6…

13.雪かきと紙コップ

思えば、出発前から「ロシアってロクでもない国だよなぁ」とぼやいていたのだった。まず、短期間の観光でもビザが必要。 ビザをとるには、入国出国の飛行機や鉄道のバウチャーと、宿泊先ホテルのバウチャーを添えて申請書類を大使館に提出しなければならない…

12.電車でトラムでバスでGO

とにかく移動が多かった今回の旅、さまざまな(公共)交通機関を使いました。クラクフ→ワルシャワは、電車で3時間。6人のコンパートメントで窓際を陣取れた。 あとは中年不機嫌夫婦、ビジネスマン2人連れ。このビジネスマンたち、やおらパソコン(acerとd…

11.釣り銭バトルと芋掘り

その昔、第2外国語でロシア語をとっていた(割に旅行中まったくいいとこ見せてくれなかった)夫によると、ロシア語由来の言葉というのはいくつかある。 KIOSK(キオスク)、イクラ(魚の卵すべて)。あとはノルマなんてのも。KIOSKは、いわずとし…

10.大向こうの掛け声

帰国後1カ月をめどに完結させるべく、ピッチを上げていきます。モスクワ観光では、ボリショイ・バレエが人気だそうですが、先輩がチケットをとってくれたので、生バレエ初体験の贅沢を味わってきました。「一応ちゃんとした格好をした方がいい」と言われ、…

9.安らかに眠れない

かつて経済誌編集部で「葬式・墓」特集を担当した時、先輩が取材した、ある墓地の写真に驚いた。なんでもペットが一緒に埋葬されているらしく、「愛犬と共に永遠に」と大書してある。犬の像がついた墓も。昔ながらの縦長の墓だけじゃなく、横長だったり、も…

8.とんがりビル

今回の旅の二大目的は 1.アウシュビッツ(夫が行ってみたかったからと言うので) 2.モスクワ(夫の先輩が赴任してるのと、夫が学生時代に旅したのと)完全、夫の希望。夫の休みだし。 単なるツアーコンダクターですワタクシ。あとはその周辺を、というこ…

7.十字架の街、変顔の街

まだまだ旅行記続きます。半分もいってない(!)リトアニア・ヴィリニュス、ラトヴィア・リーガ、エストニア・タリン。 バルト三国、とひとまとめにされるけど、3つの国(の首都)はそれぞれ違う顔を持つ。3つの街をまわってみて、分かったこと。 教会の…