読んで考える

『ゲコノミクス』と『食べることと出すこと』

40過ぎたら、めっきりお酒に弱くなりました。そんな折に目に止まったのが「ゲコノミクス」の文字。スゴ腕投資家には、世の中の穴が光って見えるのでは?とうなりました。この本に対しても、「ゲコの潜在市場?ノンアルビールがもうあるじゃん」と言う人がい…

『負債論』を読むメモ(1)友人にお金を貸してはいけない理由

いまさらだけど2020年の年明けからデヴィッド・グレーバー著『負債論』を読んでいる。日本語訳は2016年11月でずいぶん話題になって、そのあとに出た本でも引用を見かける。厚さ5.5センチの鈍器本である。 「第五章 経済的諸関係のモラル的基盤についての小論…