2015-01-01から1年間の記事一覧

よみがえる絶版本

「良い本があるけれど、絶版で読者が手に入れづらいかと思い、やめました」。黒木亮さんがこう仰ったのは、2009年末発売号「経済小説作家の本棚」で書評を執筆いただいた際のこと。“絶版”の言葉が気にかかり、「今度はぜひ、絶版本に限った書評をお願い…

言葉を届けるということ

折々に目がとまった言葉を書き留めてゆきたいと思います。 ----------------------------------- そんな私に、こう言ってくれた人がいます。 どこの誰だかわからない人に向けて、くりかえし言葉を変え、言い方を変えて、伝えようとし続けるのが物書きの性で…

最期の日々に

実家の片づけという言葉は2014年の隠れ流行語大賞ではないかと思うほどよく見かけた。その文字を見るたび、そしてガランとした実家の一室に泊まるたび、胸がしめつけられる思いがする。 3年前に祖父が他界すると、父は猛然と遺品を処分した。それに留ま…

子育てにお役立ちのアナログ三種の神器

ちょっと一休みして小ネタ放出。埋め込みも試してみる。 戦後の「白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫」に始まり、高度成長期の「カラーテレビ、クーラー、クルマ」、そしてデジタル時代の「デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビ」と時代ごとに“三種の神器”と…

11月15日 医薬分業

またまた間が空いてしまいました。引っ越したはてなブログでは、何日前の記事が表示されるのですが、70日前とあるのを見てびっくり、そんなに経ってしまったか・・・。年内に「父の病窓から」を完結させることはできず、年度内が最終リミットです。ほんとに…